用語の解説で用いられるテクニックの略語の一覧

ACTアクティベータ・メソッド・カイロプラクティック・テクニック(ファー)
AKアプライド・キネシオロジー(グッドハート)
ARTアクティブ・リリース・テクニック(リー)
BEST生体エネルギー同調テクニック(モーター)
CBPカイロプラクティック生体物理学・テクニック(ハリソン)
CRANIOクレニオパシー
DNFTディレクショナル・ノンフォース・テクニック(ヴァン・ランプト)
DT伸延テクニック(コックス)
FSSフルスパイン・スペシフィック(クリーブランド)
GONガンステッド・カイロプラクティック・テクニック(ガンステッド)
LCレッグチェック
LOGANローガン・ベーシック(ローガン)
MT徒手筋力テスト
NETネットワーク(エプスタイン)
NIMMO二モ/レセプター-トーヌス・テクニック(ニモ)
PALパルペーション(触診)
PETT脊柱生体力学テクニック(ペティボン)
PSTピアースーステイルワゴン・テクニック(ピアース,G.ステイルワゴン)
SOT仙骨一後頭骨テクニック(デイジャネット)
SSスパイナル・ストレッソロジー(ウォード)
THサーモグラフィー
TOFTタフネス・テクニック(タフネス)
TRTトルク・リリース・テクニック(ホルダー)
TTトムソン・テクニック(トムソン)
UCT上部頚椎テクニック(パーマー)
X−RAY]線

カイロプラクティック用語

アクティベータ治療器:AAI(Activator Adjusting lnstrument){ACT}
「正確でスペシフィックな矯正方向での,高速で制御された力のアジャストメントなど,ダイナミックなスラストを加えることのできる徒手操作が可能な器具」.携帯型で手で支持をするバネ作動器具を指すこともある.この器具は,制御された条件下で最大0.3Jのエネルギーをもたらす.

外転傾向/内転抵抗:Abductor tendency/adductor resistance {TRT}
腹臥位の患者の片脚あるいは両脚が,外転状態を保つ傾向,および検者が内転の方向に動かした場合に,その方向に抵抗する傾向を調べる検査手順.C2サブラクセーションの指標と考えられ,通常は抵抗の大きい側となる.

異常神経インパルス:Aberrant nerve impulses {TOFT}
神経ストレスとしても知られ,基本的に神経伝達妨害を意味する.

異常焦点:Aberrative foci {NIMMO}
CoopersteinとGleberzonが検討したニモの「サブラクセーション当量」.

関節副運動:Accessory joint movements {PAL}
患者が自発的には(支持なしでは)できない関節運動.これは関節の正常な機能に必要で,転がり,すべり,回転,伸延,圧迫などの動きが含まれる.

アクティベータ:Activator {ACT}
「アクティベータ」という用語は,骨を動かすのに強い力は不要であるとの考えかたから生まれた.つまり,骨が正しい方向に「アクティベート」されると,筋が骨をうごかしてくれる.

自動運動域・他動運動域:Active and passive range of motion {PAL}
自動運動域とは,支持なしで患者が動作できるものであり,一方,他動運動域とは,臨床家が関節をこの自動運動の限界をいくらか超えさせることで,動作できる範囲のことである.

アキューアーク:Acu−arc {PST}
弧の弯曲の半径を計算できる製図道具.PSTはこの道具を用いて矢状面の脊椎部位の弯曲を計測する.

AMCT:AMCT(adverse mechanical cord tension){NET}
有害な力学的脊髄緊張.この用語はBreigから採用され,Epsteinが再定義してネットワーク脊椎分析(NSA)イデオロギーに組み入れた.

アナトメーター:Anatometer {UCT}
おもに米国上部頚椎カイロプラクティック協会(NUCCA)の臨床家が,C1サブラクセーションにより生じるとされる,姿勢偏位と下肢長不等を測定するのに用いる器具.

解剖学的短下肢:Anatomical short leg(or structural short leg)解剖学的短下肢(構造的短下肢){LC}
骨折,変形,成長率の違いにより,片側の下肢よりも明らかに短い下肢.

前方腸骨大腿骨テクニック:Anterior iliofemoraI technique {SOT}
カテゴリーUの患者の仰臥位での,股関節の内旋の制限で,患者−抵抗内旋および靭帯への外側−内側スラストにより矯正される.

エーペックス・コンタクト:Apex contact {LOGAN}
坐骨結節と仙尾骨結合の中間で,3〜6 オンス(84g)の圧力を用いた,仙骨尖変位の反対側の仙結節靭帯へのコンタクト

アプローチ:Approach,Settle−back,turn−in,roll-in,conversion,triceps pull アプローチ,セトルーパック,ターンーイン,アーチ,ロールーイン,反転,三頭 筋プル{UCT}
NUCCAアジャストメントにおける一連の事象,あるいは「フェーズ」についていう用語.

近似正常位置基準:Approximate normal potential rule {PST}
正常な頚椎前弯の椎体前部により描かれる弧.前弯過度,前弯減少,後弯を評価するためのゴールド・スタンダード.

アームフォツサ・テスト:Arm fossa test {SOT}
「下位運動ニューロンの機能と,機能を協調させるために上位運動ニューロン系へ加える複数の刺激チャレンジ」.検者は,鼠径靭帯の上外側あるいは下内側のいずれかに軽い圧力を加え,上肢帯筋系の潜在的弱化を探索する.この弱化がみられる場合は,カテゴリーUの存在(外傷後仙腸関節機能障害)と仙腸関節の不安定性の存在を確認すると考えられている.

環椎サブラクセーション複合体:Atlas subluxation complex(ASC) {UCT}
NUCCAにおいて,「CNS(中枢神経系)と脊柱に対するC1サブラクセーションの広範かつ有害な影響」を意味する.

補助的コンタクト:Auxiliary contacts {LOGAN} 
筋肉プルのラインに対応して,他のコンタクトの適用の際に補助としてとられるもの

頭蓋アジャスティング:Basic I and Basic II cranial adjusting {SOT}
それぞれカテゴリーTとカテゴリーU症候群の治療と関連する頭蓋手順.

両側性頚部症候群:Bilateral cervical syndrome {TT}
両側性後頭骨フィクセーシヨンのことをいう.患者の膝関節を伸展させた状態で,頭部を左右に向きを変える.各方向で,頭部を回旋させた側と同側の下肢が短くなる.

バイオ:Bio {BEST}
Morterによる生命力の表現.

ターグル−トルク:Blair Toggle−Torque adjustive thrustブライアのターグル−トルク・アジャストスラスト{UCT}
プライアのアジャストメントは,本質的にターグル・リコイルからリコイルを除いたものである.

ブロック:BlockS {SOT}
腹臥位もしくは仰臥位で,骨盤の捻れを矯正するため,テコとして用いられるパッドを詰めた楔型の治療器具.

脳報酬系:Brain−Reward Cascade {TRT}
TRTが作用すると考えられるメカニズム.1997年の広告用パンフレットは,次のように記している.「中間辺縁系がどのように幸福な状態を表現するかについて,神経生理学的メカニズムの理解をもたらす科学的モデル.椎骨運動単位と後角が共通項である」.脳報酬系サイクルが適切に推持されない場合は,幸福な状態が失われるといわれている.

ブレーク分析:Break analysis {TH}
1つの皮膚節内にあると考えられている,装置のポインターの前後への急激な偏りの解釈.

損壊要因:Breakdown factors {SS}
これにより,外傷性あるいは潜行性のいずれかで,全身性の構造的崩壊を生じる.

カタストロフの理論:Catastrophe theory {CBP}
ルネ・トムの数学用語で,脊椎の平衡性の突然の変化に用いられる.

カテゴリーI:Category I {SOT}
「脳脊髄液の分布,硬膜の緊張,頭蓋/仙骨構造の機能における脳仙髄系の障害により,これらの特性が進行する」.

カテゴリーII:CategoryU {SOT}
「靭帯捻挫および弛嬢と関連する解剖学的,生理学的,症候的所見の複合体で,結果として仙腸関節の運動過剰を生じ ……[また]体重負荷骨盤安定性も失われる」.「頭蓋体重負荷縫合糸」の障害と関連しているともいわれる.

カテゴリーV:Category V {SOT}
「椎間板起因性の症状と神経根圧迫あるいは伸張……梨状筋の不全が生じる腰椎関節不全」.「カテゴリーVは,人間の軟骨系と関係がある」.

頭蓋中心線,環椎平面線:Central skull line,atlas plane line {UCT}
上部頚椎テクニック(UCT)の]線写真線引きシステムから生まれた代表的用語で,頭部の傾きを示す垂直線と環椎の傾きを示す水平線をいう.

頸椎回旋テスト:Cervical rotation test {PST}
腹臥位の患者が,頭部を左右に回旋したときの下肢の相対的長さの変化で,頚椎サブラクセーションを示す.

頚椎ステア一・ステップとフイギヤー8アジャスト:Cervical stairstep and figure 8 adjusting {SOT}
仰臥位の患者の頭蓋骨に下方に圧力をかけると,頭蓋骨が4つの各段階で下前方にすべるはずである.そうならない場合は,臨床家は,すべりが制限されているポイントで頭頚部を「8の字」運動で動かす.

チャレンジ:Challenge {AK}
あらかじめ強いインジケータ筋(PSIM)の筋力が,どのように影響を受けているかを調べるために,骨を特定の方向に押すなどの患者に適用する誘発試験.チャレンジには物理的,精神的,化学的なものがある.
チャレンジ:Challenge {MT}
チャレンジとは,PSIMの強さに対する影響を評価するための,棘突起に対し軽度のスラストを加えたり,舌下に栄養物質を置くなどの,ある種の軽度の臨床的介入のことをいう.通常はPSIMの弱化のことをいうが,強化についてもいう場合がある.

CMRT カイロプラクティック・マニピュレーション反射テクニック:Chiropractic Manipulative Reflex Technique{SOT}
体性内臓機能や体性脊髄反射を正常化するとされるSOTの特徴.神経節後テクニック,椎骨アジャスト,「内臓器官の徒手刺激」による「器官の血液循環と正常な迷走神経刺激伝達の改善」を意図した一連の手順をいう.CMRTは,内臓障害を同定することができ,それにより,弱化した器官に対する栄養学的サポートの処方が可能であるといわれている.

クラスAサブラクセーション:Class A subluxation {NET}
フィクセーション,ミスアライメント,神経伝達妨害の要素を伴う,本質的に構造的なもの.これは典型的なカイロプラクティックのサブラクセーションで,高速低振幅(HVLA)スラストにより治療可能である.

クラスB髄膜サブラクセーション:Class B meningeal subluxation {NET}
本来,基本的に神経学的(促通)であり,脳内あるいは脊髄内に存在する.「有害な脊髄−脳緊張や,脊髄,脳あるいは硬膜の伝達妨害による傍脊柱筋系の多分節促通」が関わる.さらに,CNSに過負荷となるものは,感情的,化学的レベルに対する「力の振盪」(concussion of forces)である.適応所見として,2次的に椎骨が変位する.

クリアーアウト:Clear−out {NET}
NCTにおけるアジャストメント・プロセス.

代償性,非代償性サブラクセーション:Compensated,uncompensated subluxations {PETT}
代償性サブラクセーションは病変部位に痛みはないが,非代償性あるいは過剰代償性サブラクセーションでは通常は痛みを示す.

コンパストレス:Compustress {SS}
臨床家のオフィスで簡単にインストールできるコンピュータ椎間板ストレス評価システム.

コンピュータ断層撮影(CT):Computed tomography {]−RAY}
]線により,身体の断面図つまり「断層スライス」を撮影する最新の画像撮影法.さまざまな角度からの一連の]線ビームを用いて患者の身体の断面像を作成し,それからコンピュータによって,内臓器官,骨,組織をきわめて詳細に3次元画像として再構成することができる.

カップリング・パターン:Coupling patterns  {CBP}
1987年に報告され,ハリソンらによる2部構成の論文でさらに詳細に扱われたもの.カップリング・パターンとは,回旋,側屈だけでなく6自由度で生じるとされ,彼らの主張する方法は他のテクニックシステムで強調されている.

頭蓋フォールト:Cranial fault {CRANIO}
頭蓋縫合で関節を形成する際の,頭蓋骨のミスアライメントや運動制限.

頭蓋−仙骨呼吸メカニズム:Cranial−sacral respiratory mechanism(CSRM){SOT}
「神経系が身体的機能をコントロールする際の能力を支持,助長,高める統合的機能の組合せ」.Getzoffによれば,これは以下に述べる実体のそれぞれが関わっている.頭蓋運動,仙骨体重負荷運動,硬膜の緊張,脳脊髄液(CSF)拍動および流動,脳室呼吸,および頭蓋の発達に関連する他のいくつかの機能.

頭蓋リズム:Cranial Rhythm(CR){CRANIO}
脳室からのCSF産生により生じ,硬膜から仙骨にかけての緊張下で押し出されるパルス波.脳室は,仙骨の随伴運動とともに,鰓の動きに似た屈曲,伸展運動を行い,このためCRが生じると考えられている.この運動は,呼吸や心拍数のいずれとも異なる別個の,6〜12サイクル/分の触知可能なリズムを生じる.

CRl-頭蓋周期性インパルス:Cranial rhythmic impulse(CRl){CRANIO}
「サザーランド波」とよばれることもある.CRは,CRIとよばれる頭蓋の骨を動かす力をもたらし,これは身体のさまざまなポイントで触知可能である.頭蓋療法家は,CRIの速度だけでなく,その質,活力,両側対称性を評価する.CRIは5つの別個の動きから成るとされる.

頭蓋縫合:Cranial sutures {SOT}
隣接する頭蓋骨の硬組織,軟部組織で,身体の他の関節に比較可能である.

頭蓋仙骨系:Craniosacral system {CRANIO}
頭蓋構造,神経要素,仙骨から成る系.

頭蓋−脊髄髄膜機能単位:Cranio−Spinal Meningeal Functional Unit(C−SMFU){TRT}
脳,脊髄,髄膜層,頭蓋骨,脊柱,骨盤から成る複合体で,統合的単位として機能するとされる.

クレストサイン:Crest sign {SOT}
L4レベルの脊柱起立筋と腰方形筋の相対的低緊張で,ブロックで矯正する.正常な対側は「クレストサイン側」とよばれる.これはカテゴリーTにみられる.バランスのとれた筋は,側頭骨と寛骨の相互作用的機能を示すと考えられる.

蓄積性損傷サイクル:Cumulative injury cycle {ART}
損傷,反復的使用,不断の圧迫の結果,組織に影響が生じ,その後の線維性癒着が生じることを説明するのに用いられるメカニズム.

線維性癒着:Fibrous adhesions {ART} 
オーバーユースや外傷による炎症から生じ,他の軟部組織に固着したり,適切な機能を制限すると考えられる有害な軟部組織構造.これは本質的に,最終的に末梢神経根のものがよく知られる症候群につながる,生体力学的障害に罹患しやすくする実体である.

反復運動の法則:Law of repetitive motion {ART}
組織に対する反復的力, 損傷,外傷の特性間の関係を表すために開発された数学的公式.

防御要素:Defense factors {SS}
エネルギーの過剰使用から生じ,]線写真において変性変化として判断あるいは測定することができる.

ディアフィールドレッグ・チェック:Derifield leg check {LC} 
2つの主要部分から成る腹臥位レッグチェック・プロトコル.膝関節を90°に屈曲させた場合と,膝関節の伸展状態での下肢の相対的長さを比較し,骨盤症候群を同定する.頭部をいずれかの方向に回したときに相対的な下肢長の変化を評価し,頚部症候群を同定する.
ディアフィールドレッグ・チェック:Derifield leg check {TT}
トムソン・レッグチェックは,Romer Derifieldらの研究の後をついでパターン化されたもの.腹臥位の患者の膝関節を伸展あるいは屈曲させた状態で,さまざまな試験条件を変えた場合の下肢の挙動から,トンプソン・テクニックのリスティングが生じる.

ダーマ-サーモーグラフ,ビジーサーモ:Derma−Thermo−Graph(DTG),Visi−Thermo {PST}
PSTで用いられるサーモグラフィ装置.それ以前に開発されたDTGは,デュアル・プローブ型の熱電対装置で,のちにビジサーモに取って代わられた.これは(単に相対温度だけでなく)絶対温度を測定できる赤外線装置である.冷点も測定できる.

隔膜:Diaphragm {CRANIO}
クレニオパシーでは,身体はおもに筋膜の方向に沿って別個の部位,隔膜に区分される.胸郭出口,呼吸,尿生殖隔膜をまとめて胸骨ポンプとよぶ.

ディストーション:Distortions {DNFT}
サブラクセーションに対する適応あるいは代償で,アジャストしてはならない.

試験者始動および患者始動筋力テスト:Doctor−initiated and patient−initiated muscle testing {MT}
試験が,まず試験者が最初に力を加えるか(エキセントリック筋力テスト,試験者始動)か,患者が最初の抵抗をはたらかせる(コンセントリック筋力テスト,患者始動)かにより,タイミングによって異なる生理学的メカニズムが関わることがある.

ダラーサイン:Dollar signs {SOT}
上後腸骨棘(PSIS)の下方3インチ(7.5cm),外側2インチ(5cm)のところの,1ドル銀貨大の部位の殿筋群(梨状筋,中殿筋,大殿筋の接合部)の相対的低緊張で,ブロックで矯正する.正常な対側が「ダラーサイン側」である.これはカテゴリーTでみられる.この筋の相対的緊張は,仙骨と後頭骨の相互作用的機能を示すと考えられる.

ダブルPl腸骨:Double AS,double Pl ilium ,{PST}
このリスティングは,両側性仙腸骨リージョンではなく,PSISの「空間的」位置を説明するものとして理解される.すなわち,骨盤全体の,正常な位置に対する前方あるいは後方への傾斜で,腰椎の適応が伴うものである.

デュアル−プローブ・サーモグラフィ:Dual−Probe thermography {TH}
適用する2点間で異なる温度を測定する2つのセンサーをもつ温度記録装置.例:ナーボ・スコープ,ニューロ・カロメーター.

エントレインメント:Entrainment {CRANIO}
身体内の異なる振動子の統合あるいは調和についていう.CRIは,複数の生物学的振動子のリズムを組み込む,調和周波数であるエントレインメントの触知可能な知覚といわれている.
エントレインメント:Entrainment {NET}
この用語は頭蓋療法でもみられ,生物学的システムの調和する振動体のことを指す.Epsteinは,「エントレインメント・コンタクトあるいはエントレインメント・インパルスは,脊髄の付着部近くの高い自由エネルギーの分節区域に加えられ……治療を意図したものではない.これは脊椎マニピュレーションの一形態ではなく,フイクセーション,疼痛,ミスアラインメント,サブラクセーションを矯正するためにとくに開発されたものでもない」.

エントロピック・カオス:Entropic chaos {SS}
ケア開始後の患者の一時的悪化のこと.

エントロピック,シントロピック:Entrophic,SyntroPhic {SS}
それぞれ,悪い,良いの意.

ElD:Eyes into distortion,ElD{AK}
患者が特定の方向を見つめている場合に,インジケータ筋が弱化すること.

椎間孔(lVF)5つの因子:Five factors of the intervertebral foramen {AK}
筋力テストで弱化が判明した場合,以下の病因要素のそれぞれを検討し,そのすべてが椎間孔と関係しているとされる.神経系,チャップマンの神経リンパ反射,ベネットの神経血管反射,CSFの流れ,鍼療法の経絡.

フイクセーション:Fixation {AK}
3つ(典型的な2つではない)の椎骨の関わる正常な運動がみられないこと.
フイクセーション:Fixation {PAL}
椎骨が,整列された位置を含め,生理学的運動時に通常は占めるはずの位置で椎骨が動かなくなった状態.

屈曲−伸延:Flexion−distraction {DT}
「屈曲一伸延」という用語は,ある意味では一般的と思われるが,事実上,コックスの概念および臨床的応用と同義語であり,このためテクニックに特有の用語と考える必要がある.

フット・フレア:Foot flare {TRT}
足の内反/外反[原文のまま]で,脊髄と髄膜の捻れを示唆すると考えられる(フット・フレアは足の内旋,外旋と同義語と思われるが,これは「内反/外反」という用語で通常意味されるものではないことを記しておく).

前額面/側面ヘッドウェイティング:Frontal/lateral headweighting {PET}
頭蓋骨周囲に着用したハーネスからの重量懸架による,矢状面および前額面への頚椎姿位の歪み.

フルスパインX線写真:Full−spine radiograph {X−RAY}
立位での単純]線写真で,14×36(35×90cm)フィルムで撮影した前後像のこと.整形外科学ではスコリオグラム(scoliogram)とよばれることもある.

機能的短下肢:Functional short leg(or Physiological short leg,apparent short leg,etc.)機能的短下肢(あるいは生理学的短下肢,見かけ上の短下肢など){LC}
実際には他方の下肢と同じ長さでも,体重をかけていない体位で股関節が上にあがる姿勢のアンバランスによって短く見える下肢.

ハード・エンドフィールとソフト・エンドフィール:Hard vs soft end−feel {PAL}
他動関節運動に対するハード・エンドフィールは,関節の(構造的)変性によるものと考えられ,一方,ソフト・エンド フィールは筋拘縮や他の軟部組織と関連するとされる.

頭部サブラクセーション,イントゥ・サブラクセーション,アゲンスト・サブラクセーション:Head subluxation,into the kinks subluxation,and against the kinks subluxations {UCT}
典型的なNUCCAの]線写真リスティング.頭部サブラクセーションでは,頭部は,頚椎が垂直アライメントを失った以上に傾いている.イントゥ配列およびアゲンスト配列の場合は,頭頚部は重心に対し,重心と同じ側に(イントゥ配列),あるいは反対側(アゲンスト配列)に傾いている.アゲンスト配列は,この3つの中でもっともよくみられるとされる.

ヒート・スイング:Heat swing {TH}
1つ以上の皮膚節にみられる,装置のポインターの左右へのぶれ.

ヒール・テンション:Heel tension {SOT}
カテゴリーTの指標で,短下肢側に生じる.一定の背屈状態で,「ストレッチしていることの反応として,一方の踵の相対的抵抗の片側性の違い」,あるいはアキレス腱をつまんだときの圧痛として検出される.これがみられる場合は,硬膜の緊張に対する環椎の適応を反映しているとされる.

HIOホール・イン・ワン:HIO:{UCT}
ホール・イン・ワンの頭字語で,パーマー上部頚椎スペシフィック・テクニックの類義語である.完全なテクニックを用いた完全なスラストにより,完全なリスティングで,環椎サブラクセーションを1ストローク(スラスト)でクリアできるという考えを指す.

HIOリスティング:HIO listings {UCT}
典型的な4文字リスティングはASRAである.最初のAは環椎,Sは矢状面において急激に傾斜する環椎の平面線,Rは環椎の右ラテラリティ,2つめのAは,環椎のラテラリティの側である右環椎横突起(後頭顆と比して)の前方回旋を指す.

ホット・ボックス:Hot boxes {FSS}
脊椎に沿って体温が上昇している部位で,指の背かニューロ・カログラフで検出し,サブラクセーションを起こしている椎骨を示すとされる.

ハイパーミオト二ア:Hypermyotonia :{NIMMO}
筋の過緊張.

赤外線サーモグラフィ:Infrared thermography {TH}
体表から放出される赤外線放射(熱)を測定する温度測定装置(遠隔温度計)で,基本的に皮膚温を着色された写真として撮影する.例としてTytron C−3000がある.

インテグレータ:Integrator {TRT}
アジャストメントを行うのに使用できる携帯装置.セルフリリース式(リコイル効果を生じる)で,時計回り,反時計回りのトルクとリコイルを生み出すことができる.

間欠的力学エネルギー矯正:Intermittent force correction(IFC){SS}
患者が片足に靴を履き,まず防御側,次に損壊側で歩く手順.

分節間可動域モーション・パルペーション:Intersegmental range of motion(IROM)motion palpation {GON}
6自由度のあらゆる方向での,完全ROMの分節性喪失を同定するためのモーション・パルペーシヨンの一種.他の,エンド−フィールやエンド−プレイ関節評価などのモーション・パルペーションの主要なものと対比される.

イン・ザ・クリア:In the clear {AK}
誘発性の介入やチャレンジのない状態で筋を試験することを指す用語.

イントゥ角度,アゲンスト角度,頭部サブラクセーション:Into the angles,against the angles,head subluxation {PETT}
上部頚椎の研究(グレゴリー)から採用された用語で,頚部のディストーション・パターンについていう.

患側:Involved side 患側:{TT}
患者の短下肢側と同側のこと.

アイソレーション・テスト:Isolation testing {ACT}
「一方で患者の四肢を特定の脊椎分節で,筋のアンバランスが悪化するようにおきながら,腹臥位で両膝伸展位および屈曲位でLL(下肢長)について観察する」.アイソレーション・テストは,患者の特異的能動連動であり,下肢の反応を通じて促通分節を発見することを目的とする.

等周囲:soperimetric {CBP}
「同一の弧長のとりうる異なる形状」を指す数学用語.

ジョイント・プレイ(関節のあそび):Joint play {PAL}
自発的コントロール下にない運動だが,完全な無痛の関節機能を得るために必要なもの.関節運動における弾性および跳ね返りで,この他動運動域終端で生じ,支持なしでは患者は動作ができない.

外側ウェッジ,オープンウェッジ,「虹の頂点側」:Lateral wedge,open wedge,"high side of the rainbow" {GON}
これらの表現のすべては,側屈変位の凸側を指し,髄核の同側シフトの結果生じるとされる.

レッグ・チェック:Leg checking {LC}
必ずではないが,通常,徒手および視覚で,下肢長不等を評価するための手順.

下肢長不等:Leg−length inequality {LC}
(四肢不同,下肢長相違など)解剖学的,機能的要因による遠位足位置の非対称性.

レベル支持構造:Level foundation {GON}
仙骨は脊椎の基底と考えられている.仙骨底レベルとの関係で,脊椎が側方に傾き始める椎骨は,サブラクセーションの可能性が考えられ,一方,仙骨底との関係が平行を回復することにより,このような側方傾斜が終わる椎骨は「代償」とよばれる.

ケアのレベル:Levels of care {NET}
ネットワーク・カイロプラクティックからネットワーク脊椎分析への移行を具体的に定義する.基礎,中級,上級 ケアの3レベルのそれぞれが,ケアで望まれる成果と対応している.この段階システムでの5つの段階のそれぞれが,ケアの各レベルで生じる.

測量線:Lines of mensuration {]−RAY}
「測量」という言葉は単に測定を意味するが,カイロプラクティックの分野では,一般に]線測定をいうのに用いられる.これにはカイロプラクティック・テクニックシステムに特有な専門的測定だけでなく,放射線科医により測定される医学的なものも含む.「医学的」指標として用いられる頚部の測量線には,環椎の水平線,軸椎の水平線,前弯曲線角,チャンバレン線,生理学的応力線,ジョージ線などがある.一般的な腰椎の測定線としては,弯曲の角度,ファーガソン線,ジョージ線,マクナブ線,腰仙椎間板角,ウルマン線,脊椎すべり症のグレードなどがある.

液晶サーモグラフィ:Liquid crystal thermography {TH}
弾性ラテックスシートを身体に密着させると,埋め込まれた有機結晶の色が皮膚温に従って変化する.

Listening station  {CRANIO}
CRIを評価するためにセラピストが触れる患者の身体上のポイント。

下部フォツサ活性:LLL:{SOT}
下部フォツサ活性(Lower fossa),外側膝関節痛(Lateral knee pain),弱いフォツサと同側の長下肢(Long leg on the ipsilateral side to the week fossa)という,カテゴリーII所見のこと.

ローフオーシス:Lorphosis {PST}
上部あるいは下部頚椎のいずれかに後弯部位のある頚椎.

下位角:Lower angle {PETT}
機能的頚椎の塊の中心(神経管の中心)を示す線と,前額面で環椎を横切る線の間の角度。

下位角,上位角,イントゥ角:Lower angle,upper angel,into the angles/kinks {CBP}
これらや他の用語も,上部頚椎]線写真線引きシステムからきている.

MRI磁気共鳴画像法:Magnetic resonance imaging {]−RAY}
強力な磁場と無線信号により身体内部の構造や臓器の詳細な画像が得られる先進的画像撮影法.]線も造影剤その他の注入も不要である.

平均ヒートライン:Mean heat line {TH}
指標の緩徐なぶれで,正常な両側温度非対称性をある程度反映するとされる.

髄膜限界:Meningeal critical {NET}
患者が神経系の差し迫った崩壊(例,椎間板ヘルニア),さらには死に近づきつつある状態をいう臨床実体。

メリック:Meric {FSS}
脊柱の分節である脊椎の「バーテミアvertemeres」を指し,このため「メリック・テクニック」という用語は分節的特異性と関係がある.
メリック・カイロプラクティック・アーチ:Meric chiropractic arch {FSS}
臨床家の手の位置のことで,手首を完全に伸展させ,尺側偏位させ,中手指 節関節を90°に屈曲した状態.

MFMA:MFMA:{ACT}
力学的エネルギー(mechanical force)による,徒手で支持された(manually assisted),短てこ・アジャストメント(short−lever adjustment).

マインド・ランゲージ:Mind language {MT}
仙骨−後頭骨テクニックの臨床家が開発したものだが,マインド・ランゲージとは,アプライド・キネシオロジストが活用しているセラピー・ローカリゼーションと明らかな類似性がある.DeJarnetteによれば,右腕は試験メカニズムとして用いられ,左手の示指は,ポインターあるいはファインダーとして用いられる‥患者が疼痛ポイントあるいは主訴の部位に触れる間に,臨床家はその腕の強さあるいは弱さを試験する。弱さにより問題の部位が同定される.
マインド・ランゲージ:Mind language {SOT}
DeJarnetteによれば,「われわれは右腕を試験メカニズムとして,左手の示指をファインダーあるいはポインターとして用いる・…‥われわれは疼痛ポイントあるいは主訴のポイントに触れるだけで,腕の強さあるいは弱さを試験する。弱さはその部位が問題部分であることを示す」.

ミラーイメージ・アジャスティング:Mirror−image adjusting {CBP}
調整スラストの前に,あらかじめ患者を位置づけ,姿勢偏位を逆にする手順.
ミラーイメージ機能回復運動:Mirror−image rehabilitative exercise {CBP}
患者に「全体の各部分」を自身の姿勢偏位パターンの逆となる姿勢配置に動かす方法を教える。

ミスアライメント:Misalignment {PAL}
被験者が中間位を保とうとする場合に,隣接する骨をつなぐ関節が正常なアライメントからずれていること.

モーション・パルペーション:Motion palpation {PAL}
(ダイナミック・パルペーションとしても知られる).体性構造を,自動・他動運動能力について評価する.

運動分節:Motion segment x{PAL}
Lantzによれば,運動分節(これまでは脊椎運動単位,運動分節,機能的脊椎単位,基本的脊椎単位として知られていた)は,脊椎の可動性の基本単位である.これは隣接する2つの椎骨,介在する椎間板,2つの後部関節,さまざまな靭帯(関節包靭帯,棘間靭帯,横突間靭帯)から成る.

陰性ディアフィールド:Negative Derifield {TT}
同側の寛骨のPSISが後下方にサブラクセーションを起こし,寛骨は仙腸関節を通る軸のまわりを回旋する.腹臥位で膝関節を伸展させた状態での短下肢は,膝関節を屈曲させても短いままである.

陰性腸骨:Negative ilium :{PST}
膝関節を伸展させた短下肢が,膝関節を屈曲させても短いままのディアフィールドレッグ・チェックのリスティングで,おもに]線写真での所見と圧痛点の存在の可能性によって,多くのアジャストメントが可能になる。

神経探査:Nerve tracing 神経探査:{FSS}
創始者であるDDパーマー自身の言葉を引用するのが最善だろう.「カイロプラクターは,神経の侵害と緊張の部位を同定するために,敏感で腫脹し,縦方向に収縮した神経を探査しなければならない……疾患の原因を同定し,将来の患者に対し,骨と神経が互いにどのように関連するか,そのような関係がなぜ健康と疾患を説明するかを実証するのに,パルペーションと神経探査以上に優れた方法はない」.

ネットワーク:Network ネットワーク:{NET}
ある意味では,ネットワークはコミュニティと関係があり,その中ではカイロプラクターの「ファミリー」とプラクティス・メンバーが個人と地球の成長,発展,健康,幸福への熱意を共有する.別の意味では,アジャストメントがより効率的で永続的なものとなるように,他のカイロプラクティック・テクニックから引き出される一連の動きと関係する.最後に,Epsteinは,身体は「すべてが他のすべてとつながる機能的ネットワーク」であると考えていたといわれる.

ネットワーク・プロトコル:Network protocol {NET}
クラスAとクラスBサブラクセーションの 間の区別でネットワーク・プロトコルにつながる.

神経学的統合不全:Neurologic disorganization {AK}
神経系が刺激に対し,協調した状態で反応できないことを指し,「中枢神経系が解釈するのに矛盾する情報を送る求心性受容体によるもの」である.

神経リンパ反射:Neurolymphatic reflexes {AK}
オステオパスのChapmanが最初に発展させた身体上のポイントで,関連する身体の部分のリンパ液の排出を司ると考えられており,その関わりによって, 弱化した筋を強化するために指で治療される.

神経血管反射:Neurovascular reflexes {AK}
カイロプラクターであるBennettが最初に発展させた身体上のポイントで,関連する身体部分の血流を司ると考えられ,そのために指で治療される.Bennettはこれらのポイントはどこにでも生じると記述したが,アプライド・キネシオロジーの臨床家が,これまでに治療プログラムに組み入れることができたのは,頭蓋神経血管ポイントだけである.

非線形:Non−linear {NET}
比較的小さい神経学的入力,あるいは軽い矯正アジャストメントでさえ,はるかに大きな身体の反応あるいは反動を生じうる現象のことをいう.
Non−linear 非線形:{TRT}
TRTの原理の1つで,連続した3回の来院で,臨床家は同一の脊椎分節を同一のベクトルで,同一の順番に調整すべきではないとするもの。

非力学的:Non−mechanistic {TRT}
ディバーシファイド,ガンステッド,トンプソンなどのニュートン力学的な力,慣性,加速度,質量などの原理を活用する他のテクニックとは異なり,TRTの提唱者は,自分たちのテクニックは量子力学的領域で作用するという。

ノッチ・コンタクト:Notch contact {LOGAN}
殿筋の仙骨下部側.

NUCCA:National Upper Cervical Association{UCT}
ナショナル上部頚椎カイロプラクティック協会(National Upper Cervical Association)の頭字語.創始者であるグレゴリーとその組織と関連するテクニックシステム.

後頭線維分析:Occipital fiber analysis {SOT}
SOTの臨床家は,胸腰部サブラクセーションには,臓器反射と後頭部線維症状の両方が伴うと考える.正確に規定された部位の後頭部結節は,神経節前・後ニューロンのいずれかのブロックと対応しているとされる.後頭部線維は一般的にカテゴリーTパターンと関わりがあり,CMRTの指標としても役割を果たす.

過剰代償性頚部症候群:Overcompensated cervical syndrome {TT}
これは棘突起の側方変位の状態で,]線写真でみられるように,C2からC7にかけて減少する.

傍生理学的関節腔:Para physiological joint space {PAL}
他動運動域終端で得られる弾性限界を超える増分運動で,HVLAスラストにより到達される.

パターン分析システム:Pattern system of analysis {TH}
正常な状況では,身体は温度パターンが絶えず変化しているために,変化し続ける環境に適応できると考えられている.

ベルビック・デフィッシエンシーレッグ:Pelvic deficiency(PD)leg {ACT}
腹臥位レッグ・チェックを実施する際に短くみえる下肢,あるいは腹臥位レッグ・チェックで「短くなった,軟らかい,スポンジ状だと感じる」下肢のことで,解剖学的に短くなった下肢と混同してはならない。

段階システム:Phasing system {NET}
AMCTの5つの段階から成り,それぞれが椎骨レベルとケアの種類を考えるべき,独自の触診性,生体力学的所見と示唆をもつもの.いったんサブラクセーションの存在が確認されると,段階システムはどのレベルをアジャストすべきかを判断するのに用いられる.

PI腸骨:PI ilium {PST}
腸骨の回旋性ミスアライメントで,PSISが下方に動き,恥骨結合が上方に動く.

梨状筋コンタクト:Piriformis contact {LOGAN}
大転子への梨状筋の付着部に加えられる後方への圧力。

単純X線撮影:Plain film studies {]−RAY}
高度画像分析(CT,MRIなど)に対し,X線だけを使用する方法のこと.

臨界緊張点:Point of critical tension {NET}
髄膜あるいは脊髄の緊張の特異的エリアを生じるようにみえる脊椎分節領域.Epsteinによれば,このポイントは,緊張の方向ベクトルにより,所与の分節に対し自動的に変化する.後頭部,仙尾骨,下部頚椎(硬膜が付着するポイント)に存在することが多い.矯正手順用のコンタクトポイントとなることが多い.

陽性ディァフィールド:Positive Derifield {TT}
同側の寛骨のPSISが後下方にサブラクセーションを起こし,寛骨は股関節を通る軸のまわりを回旋する.膝関節を伸展させた状態での腹臥位短下肢が,膝関節を屈曲させると長下肢に切り代わる.

陽性腸骨:Positive ilium {PST}
ディァフィールド・レッグチェック・リスティングで,膝を伸展させた短下肢が,膝関節を屈曲させると長下肢に切り代わり,下後腸骨棘の腹臥位アジャストメントにつながる.

後方腸骨大腿骨テクニック:Posterior iliofemoral technique {SOT}
カテゴリーTやカテゴリーVの患者の股関節の内旋の制限が,大転子の後面への両母指スラストで矯正される.

後方坐骨:Posterior ischium {TT}
]線写真でみられるように,同側の寛骨の坐骨が後方にサブラクセーションを起こしている.寛骨は仙腸関節を通る軸のまわりを回旋する。

後方性:Posteriority :{GON}
ガンステッド・テクニックの臨床家は,環椎を除いて,椎骨は下位分節との関係で,後方にサブラクセーションを起こしているはずであると考える(反対意見についてはHarrison参照).

プラクティス・メンバー:Practice member  {NET}
以前は「患者」とよばれていた人のことで,レベル3のケア,基本的にメンテナンス・ケアに進んだ人のこと.

神経節前・節後テクニック:Pre−and post ganglionic technique {SOT}
神経節前テクニックは,神経節の近位のコリン作動性迷走神経機能に焦点を当てるとされ,一方,神経節後テクニックは神経節の遠位のアドレナリン作動性迷走神経機能に焦点を当てるとされる.神経節前反射には,骨髄機能がとくに神経伝達に重要であるとの理由によって考えられる,胸骨へのコンタクトを用いる.神経節後テクニックは,頚動脈反射の部位に近い,C5横突起の前面へのコンタクトを用いる.

静圧モデル:Pressurestat model {CRANIO}
Upledgerが仮説を立てたもので,このモデルは頭蓋仙骨系の,CSFを含む半閉鎖水圧システムとして機能すると主張する.

プレッシャー・テスト:Pressure testing {ACT}
これは,レッグ・チェック手順の結果を判断するために,「矯正の方向に加えられる軽い圧力」として説明されてきた。これは検査中の身体構造へ誘発圧力を短時間かけるもので,典型的には椎骨の棘突起にかける.試験の結果は,反応性やそれが原因の相対的肢位の欠如により判断される。

プレ・ストレッシン,ポスト・テンショ二ング:Pre-stressing,Post-tensioning {CBP}
機械工学の用語で,脊椎構造に用いられる。

試験前強度インディケータ一筋:Previously strong indicator muscle(PSIM)試験前強度(事前に強いと評価された){AK}
PSIMは,徒手筋力テストの手順時に,ある種のチャレンジ手順時にテストされていないイン・ザ・クリアの状態で,強い筋として決定される.このため,PSIMは臨床的介入後の効果を測るものさしとして用いるのに適している.
試験前強度インディケータ一筋:Previously strong indicator muscle(PSIM){MT}
筋力テストの検者は,筋力テストを診断手順として行うために,イン・ザ・クリア時に強い(正常な強さの)筋をまず同定しなければならない.この筋は,探査しているサブラクセーションや他の臨床的問題と具体的に関連していないものであれば,どの筋でもよい.

第1次呼吸メカニズム:Primary respiratory mechanism {CRANIO}
脳,CSF,頭蓋骨の相反緊張膜,頭蓋骨と仙骨から成るシステム.これは心肺系から独立しており,肺呼吸系ではなく,CRIの連動を指す.

腹臥位レックチェック:Prone leg check {LC}
フルスパインの臨床家がよく用いるレッグチェック手順で,通常は,短下肢側の寛骨の後方回旋を伴う骨盤の捻れを同定するとされる.

波動の同調:Pulsation synchronization {BEST}
うねりをもたらすような細胞性および有機体性の波動,すなわち「ビート」のこと.

R+Cファクター:R+C factors,{SOT}
これらの文字はそれぞれ「抵抗resistance」と「収縮contraction」を意味し,DeJarnetteが,1対の椎骨の各要素は互いに影響し合い,環椎はL5に,軸椎はL4にというふうに関連すると感じていた,という事実と関係している.これは,アプライド・キネシオロジストが報告したロペット兄弟椎(Lovett brothers)の関係と比較できるものである.

X線写真シリーズ:Radiographic series {]−RAY}
探査中の部位について十分と考えられる1セットの単純X線写真で,少なくとも90°で撮影した2枚の写真を含むもの.

ROM-可動域:Range of motion {PAL}
1つの関節にとって可能な平行移動と回旋運動の範囲.

反応性下肢:Reactive leg {ACT}
誘発的,診断的手順に反応して相対的に短くなる下肢.

反応性下肢反射:Reactive leg reflex {DNFT}
Van Rumptのレッグ・チェック手順を指し,サブラクセーションがある場合は,組織への「チャレンジ」で,下肢の引き上げが生じる.

リアクティブ筋:Reactive muscle {AK}
関連する筋が収縮した後にのみ試験で弱化を示す筋で,関連する筋は1次筋と名づけられる.

反応性脊椎異常:Reactive spinal abnormalities x{SS}
代償のこと.

リーディング:Reading {TH}
指標が,平均ヒートラインに対し,急速に偏位してもとに戻ること.

リバウンド・チャレンジ:Rebound challenge {MT}
椎骨のサブラクセーションによりとくに抑制される筋は,そのサブラクセーションを矯正するチャレンジが加えられた場合に強くなることがあり,これをリバウンド・チャレンジとよぶ.

レセプター・トーヌス制御法:Receptor Tonus Control Method(RTCM){NIMMO}
虚血性圧迫を用いたトリガーポイントの治療。

回復:Recovery {NET}
Epsteinは,治癒(healing)よりも「回復recovery」という用語を好み,これをイネイト・インテリジェンスがアジャストメントを受容するプロセスとして説明している.

Reflex-反射:Reflex {MT}
この文脈で「反射」という言葉は,深部腱反射や病理学的反射などの,整形外科学や神経学の教科書に書かれているような種類の反射をとくに指すものではない.これは,仮説的で,研究されていないことも多い,2つの現象の因果関係の生理学的関係を指すものである.1例として,棘突起に軽いスラストを加えることにより,PSIMの反射性脱力が生じることがあったり,甲状腺疾患で,何らかの反射により棘下筋の脱力を生じることなどがある.

リレートスコープ,頭蓋計測器:Relatoscope,cephalometer {UCT}
こうしたツール,またその改良品はさまざまなスロットとラインの印のついた透明なプレートであり,NUCCAや上部頚椎に刺激された他のテクニック(例,ペティボン脊柱生体力学,ハリソン・カイロプラクティック生体物理学)で用いられ,それぞれC1と頭蓋骨部位上の線引きを行う.

呼吸・身体 精神波:Respiratory and somatopsychic waves {NET}
ネットワーク・カイロプラクティック・テクニック(NCT)/NAS患者/プラクティス参加者が典型的に起こす自然発生的なクネクネした動きである.呼吸波は,滑らかでリズミカルな筋の運動で,呼吸と同調している.身体精神波は,主要筋群の協調波動で,脊椎分節に限定された穏やかな揺れである.

リストリクション(制限):Restriction {PAL}
関節運動の制限で,平行移動か回旋運動のいずれかに,患者が示す制限の方向により名づけられる.たとえば,左側屈曲制限がある患者は,左方への屈曲に困難を感じる。「リストリクション」という用語は,以前は「フィクセーシヨン」という意味の広い用語でよばれていた症状にも,いまでは好んで使われている。

逆行(感情的,構造的の両方):Retracing(both emotional and structural){SS}
回復にいたる途上での一時的悪化のこと.

反転症候群:Reversal syndrome {TT}
陽性,陰性ディアフィールド症候群の矯正後に,事後チェックで患者がもう一方の症候群に反転していることを示すこと.おそらく,股関節と仙腸関節間の寛骨内回旋軸のシフトによるものと考えられる.

報酬不足症候群:Reward deficiency syndrome  {TRT}
脳報酬系サイクルの破綻により,幸福状態でないこと.

X線計測:Roentgenometrics {X-RAY}
手動あるいはコンピュータ]線デジタル化処理のいずれかで行われるX線写真の計測。

仙骨底(SB)+, 仙骨底(SB)−:Sacral Base+ and Sacral Base− {SOT}
検者の母指をL5嫌突起上に軽く置き,患者に軽く咳をしてもらう.母指が上に跳ねる場合はSB+,頭方に引かれる場合はSB−を示す.それぞれの状況で,頭蓋仙骨サブラクセーションの仙骨要素を減少させるために,特定のブロック・テクニックが必要となる.この所見は,硬膜系の伸展あるいは屈曲フィクセーションを示唆している.

仙骨レッグ・チェック:Sacral leg check {TT}
腹臥位の患者に,片側の下肢をテーブルから離れるように伸展させ,次にもう一方の下肢を同様に動かすように指示する.制限の大きい側(上昇がゆっくり,上がりかたが少ない,疼痛を伴う,ぎくしゃくした動きを示す)は,仙骨底の前下方へのサブラクセーションを示すと考えられ,仙骨尖の対側への偏位を伴う.

SDS-感覚優勢サブラクセーション:Sensory dominant subluxation  {BEST}
「高次脳」で生じ,ストレスにより誘発される「感覚神経伝達妨害により生じるあらゆる再発性の椎骨サブラクセーション複合体」.

感覚エングラム:Sensory Engrams  {BEST}
学習された運動パターンあるいは記憶で,いったん確立すると,運動パターンを再現する際に体が従うガイドとして用いられる.

シックパターン:Sick pattern  {TH}
比較的一定のサーモグラフィのパターンで, 2〜3日間みられ, 身体が環境の変化に適応できない状態.このためサブラクセーションを反映すると考えられる.

シングル-ループ・フィードバック調節メカニズム:Single-loop feedback control mechanism {ART}
航空工学から借用された概念で,さまざまな内部因子の関数としての対象の位置が,時間とともに特徴的な変化をみせるもの.

シングル-プローブ・サーモグラフィ:Single-probe thermography {TH}
適用したポイントで温度を測定するセンサーを1つもつ温度測定装置.例,DT-25.

SMFU:SMFU : {NET}
脊椎(spinal)髄膜(meningeal)機能(functional)単位(unit)で,副腎ストレスの増大と差し迫った「セットポイント陽性」と関連している.

軟部組織局所的オーソペディクス:Soft-Tissue Regional Orthopedics (STO) {SOT}
Mervyn Lloyd が開発し, Heeseが報告したもので, STOは,Dejarnetteが発見した側頭蝶形骨反射研究のさらなる発展として,筋骨格機能障害および器官機能障害を診断すると主張している.

SOTO(ステップ。アウト,ターン・アウト) :SOTO (step out, turn out), SOTO {SOT}
とくに坐骨神経痛がある場合に,カテゴリーI手順の一環として,下肢を外転および外旋させることによって梨状筋をストレッチする方法. GetzoffはこれをカテゴリーV骨盤ディストーションを監視するのに用い,SOTO手順をカテゴリーVの治療に加え,存在するカテゴリーを同定するために,どのように用いることができるかを記している.

スパズム性筋拘縮:Spastic muscular contraction  {TT}
筋拘縮としても知られ,神経生理学的アンバランスにより,下肢長不等が生じるプロセスである.短下肢そのものは拘縮しているとされる.

スペシフィック・カイロプラクティック:Specific chiropractic  {UCT}
あらゆるアジャストメントをC1とC2に限定するもの.

脊柱-骨盤-髄膜単位:Spinal column-pelvic-meningeal unit {SS}
ストレッソロジーにより治療されるサブラクセーション実体.

脊椎ゲートウェイ:Spinal gateway  {NET}
この用語をうまく説明する方法は, Epsteinの言葉を引用することだけである.「自己評価のためのアクセスポイント…自由,あるいは束縛されないエネルギーの焦点部位…エントレインされた生物学的場および非局在的知性に対する敏感さ」.
脊椎ゲートウェイは「組織,エネルギー,意識の次元間のインターフェース」あるいは「他動,自動,神経コントロールおよび感情的下位システム間の相互作用の中心で,脊椎と神経の統合性に関与する」.
臨界緊張点は,臨床家がエントレインメント・パターンを開発するために用いる脊椎ゲートウェイを示唆し,しばしば呼吸波あるいは身体精神波として観察される.

脊椎セットポイント:Spinal set point {NET}
闘争−逃避姿勢と関わり,「特定の姿勢状態からの回復が失われる」ことを示す.髄膜と脊髄の緊張を増大させる屈曲の姿勢における,副腎の消耗への適応である.

脊椎運動時検査:Spine−in−Motion study {PST}
デイアフィールド・レッグ・チェックにつ いてのPSTの専門用語で,これにより陽性腸骨,陰性腸骨,陽性頚椎回旋テストのリスティングが生じる.

スタティック・パルペーション:Static palpation  {PAL}
体性構造を,中間位で,静止姿勢で評価する.

ステフェンスマイア・ボード:Steffensmeier board {SOT}
ブロック手順時に患者の下に敷くのに用いる,詰め物をした台のこと.

静止点:Still point {CRANIO}
患者の身体上の点で,検者による触診時に,CRIの停止が生じるところである.すなわち頭蓋仙骨系が静止し,不活性となる.これを活性化することが治療と考えられ,いったんリリースされると,CRIはより良好な対称性と活力を回復すると考えられている.

ストレス:Stress 
生物学的有機体における摩耗,断裂の度合い。

ストレス・フイルム:Stress film {]−RAY}
患者を可動域(側屈,伸展,前屈)の終端の姿勢に保ち,可動性減少か可動性亢進かを同定するために撮影する]線写真.

ストレス・テスト:Stress test {ACT}
「サブラクセーションの方向に加えられた軽い圧力」として記述されている.

強い筋,弱い筋:Strong,Weak muscles {AK}
アプライド・キネシオロジーの臨床家が使う用語で,整形外科的状況でのような含意はない.いわゆる弱い筋は,徒手筋力テストで弱い場合もあるが,握力計などの客観的測定装置を用いた場合の強さは正常であることがある.「強い」と「弱い」筋という用語は,通常,セラピー・ローカリゼーションなどのある種の誘発的チャレンジが伴う場合に,神経系が「抵抗」するという命令への反応を変化させる能力と関係している.

仰臥位レッグ・チェック:Supine leg check {LC}
上部頚椎の臨床家がよく用いるレッグ・チェック手順で,環椎サブラクセーションを同定するとされる。

生存分割:Survival segmentation {BEST}
疾患に対する身体の反応で,身体が自らを反対の極の磁気領域に組織し,「前後」,「左右」のいずれかのパターンとして生じる.

スイッチング:Switching {AK}
右/左機能の混合についていう.患者は神経学的統合不全により,刺激に対しまったく逆の反応をする.

交感・副交感神経系:Sympathetic and parasympathetic nervous system {GON}
Dr.Gonsteadは,C5−後頭骨とL5より下の脊椎領域が副交感神経系を支配し,C6−L5が交感神経系を支配すると考えた.

シンクロ二シティ:Synchronicity {SS}
すべての脊椎−骨盤部位の相互関連性.

シントロピー:Syntropy {SS}
再組織化あるいは元に戻る理想的過程.

ストレス優勢側:Stress dominant side {SS}
優位脳と反対側の身体で,より損壊しやすいと考えられている.

側頭骨−蝶形骨線(TSライン):Temporal−sphenoidal line {AK}
側頭骨蝶形骨縫合に沿った線で,Reesによって発見され,筋と臓器の機能に関連するポイントを含んでいるといわれる.Waltherは,かつて次のように述べている.「TSラインは,信頼のおける指標であり,価値ある診断補助である」.

側頭タップ:Temporal tap {AK}
側頭骨へのタッピングを用いて,一時的に脳内の感覚フィルタリング・メカニズムを乱す方法である.これには,患者の行動やセラピー・ローカリゼーションの結果における変化をもたらすため,他の何らかの入力(聴覚,視覚など)も併せて行う.

ターミナル・ポイント:Terminal Point {TT}
テーブルのドロップ・ピースを指す.これは「ターミナル・ポイント」で椎骨のサブラクセーションを矯正すると考えられている.ターミナル・ポイントとは,いったん運動に入った移動距離の終点である.

セラピューティック・リリース:Therapeutic release {CRANIO}
頭蓋骨,隔膜,髄膜などのさまざまな組織をリリースするためにクレニオパスが用いる特別なテクニック.

セラピー・ロ−カリゼーション:Therapy localization {AK}
PSIM弱化により同定されるような,機能障害を試験するために,患者が自身の身体の部位に指を軽くあてる試験手順.
セラピー・ローカリゼーション:Therapy localization(TL){MT}
患者が自身の手を身体の一部に触れたときに筋の強さが変化することがあり,その場合はその身体の部位の非特異的障害を示している.その後,検者は,その陽性TLと関連する反射を同定しなければならない.

熱電対サーモグラフィ:Thermocouple thermography {TH}
異なる種類のワイヤから成る熟センサーを直接接触させることにより,皮膚温度を計測する.例,ナーボ-スコープ.

椎間板の平面線を通じて:Through the plane line of the disk {GON}
ガンステッド・テクニックの臨床家は,椎間板面に沿って,椎骨を後から前にアジャストすることについて意志強固である.Herbstは,反対の方法では「椎骨を調整しても椎骨の位置を変えることができない,人々を健康にできない,患者にとって痛いものである,と何千人ものカイロプラクタ一に確信させることにより,われわれの職業の進路を変えていたかもしれない」とまで述べている.

スラストvsアジャストメント:Thrust vs adjustment {DNFT}
スラストは,「サブラクセーションの矯正と神経伝達妨害の除去に100%成功したときに,初めてアジャストメントとなる」.それに対してアジャストメントは,サブラクセーションとすべての神経伝達妨害を除去することに成功する.

母指ターグル・スラスト:Thumb toggle thrust {DNFT}
臨床家によって用いられるコンタクトの種類で,重ねた母指を用いて,非常に速い,しかしきわめて弱い力を患者に加えるもので,全体的なスタイルはターグル・リコイルからリコイルを除いたものに似ている.

組織記憶:Tissue memory {CRANIO}
この概念は,身体のあらゆる組織が,感情的に高まった患者の人生の出来事の記憶を保存しているというもので,頭蓋セラピー時にそれが解放できると主張する.このように覚醒した感情が,未解決の緊張や無意識の記憶を示唆する場合がある.

タフネス放射検出器:Toftness Radiation Detector(TRD,Sensometer,or Toftness Electromagnetic Radiation Receiver)タフネス放射検出器(TRD,センソメーター,タフネス電磁放射線受信器){TOFT}
身体から放出される放射線に焦点を合わせる一連のレンズを含む管のことで,前述の放射の存在下では検知板が歪む.

ターグル・リコイル:Toggle recoil {UCT}
HIOのアジャスト・スタイルで,補強した豆状骨を使い,環椎あるいは軸椎のいずれかに,高速捻転スラストを加え,その後いわゆるリコイルを行う.このようにして,十分な速度が生じた場合には,環椎は,上下の分節両方に対し動かされると考えられる.

ターグル・リコイル・アジャストメント:Toggle−recoil adjustment {FSS}
2つの意味があり,臨床家の直接手をスラスト後に患者から離すリコイルと関連するものと,インパクトの後に患者を通じて力が伝達するものである.

トルク:Torque {CBP}
CBPは,ほとんどではなくても多数の他のカイロプラクティック・テクニックと比較して「トルク」という用語を正確に使うよう主張している.Herzogは,Harrisonらもこの用語を誤用していると感じていた.
トルク:Torque {TRT}
脊椎サブラクセーションを矯正するのに用いられるアジャストメントのトルク(捻転)要素とともに,中枢神経軸の歪みをいう.

僧帽筋線維分析:Trapezius fiber analysis {SOT}
これは,肩鎖関節とC7の棘突起の間の僧帽筋上の7つの部位の触診についていう。触知可能な結節は,具体的な椎骨サブラクセーションと,実施すべき特定のCMRTテクニックへのポイントを示すとされる.僧帽筋分析は,他の手順では解決しないサブラクセーション,しばしば頑固なカテゴリーU受診の経過としてよくみられるものを扱う.

三頭筋プル:Triceps pull {UCT}
実際のNUCCAアジャストメント.

トリガーポイント,液胞膜,有害生成ポイント,疼痛神経メカニズム:Trigger point,tonoplast,noxious generative point,painful nerve mechanism {NIMMO}
神経の配置,筋膜や靭帯で,中枢神経系を襲う有害なインパルスを生成し,CNSのバランスを乱すもの.

尺骨コンタクト:Ulnar contact {LOGAN}
エーペックス・コンタクト近傍だが,重度に固定した症例で,より大きな力で行う.

UMS:UMS{SOT}
上部フォッサ活性,内側膝関節痛,弱いフォッサと同側の短下肢という,カテゴリーU所見.

片側性頚部症候群:Unilateral cervical syndrome {TT}
膝関節を伸展させて,患者の頭部を所与の側に回旋させる.下肢が短くなったり,それまでの短下肢が短いままである場合,片側性の頚部症候群である.反対の方向に向けると下肢長が等しくなる場合があり,この場合は,下肢長を等しくする回旋の方向が,たとえば「左片側性頚部症候群」と,症候群のある側を示す.

上位角:Upper angle {PETT}
特別な測定道具を用いて「分割」された頭部を示す線と,前額面の環椎を横切る線の間の角度.

血管運動テクニック:Vasomotor technique {SOT}
SB+かSB−のカテゴリーTの患者の同定後に,この呼吸と牽引手順によって,さまざまな棘突起上で白色化が生じることがある.この場合,関与した分節が,下方から上方への矯正方向でアジャストされる。

椎骨チャレンジ:Vertebral challenge {AK}
仮定のスラストをサブラクセーションを起こしていると推定される椎骨に加える診断法で,これにより,あらかじめ強いインジケータ筋の弱化が,その矯正方向の適切さを示す.

ビデオX線透視検査:Videofluoroscopy {]−RAY}
動画X線を撮影できる技術で,低(1/4〜5)mAの条件で操作可能な]線発生器,]線管アセンブリ,蛍光増倍管,テレビカメラ,VTR,モニターから成る.蛍光増倍管は,非常に低い放射線レベルでも画像撮影が可能で,画像受像器として増倍スクリーンやフィルムの代わりに用いられる。

]−ディァフィールド:X−Derifield {TT}
膝関節を約90°に屈曲させた状態で,患者の頭部を片側に回旋させる.片側の下肢が短くなった場合,あるいはそれまでに短下肢であったものが短いままの場合は,]−ディアフィールド症候群である.反対方向に向けると下肢長が等しくなることがあるが,この場合は下肢長を等しくする回旋の方向が,たとえば「左]−ディアフィールド」と,症候群のある側を示す.

X線写真線引き:X−ray line marking {]−RAY}
解剖学的指標間の距離,指標をつなぐ交差線で生じる角度,実際の水平線や垂直線との関係において,どこに指標があるかを測定するために,単純]線写真上で解剖学的指標に線引きする作業.

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