肩の痛み、運動制限

肩は、「上腕骨、肩甲骨、鎖骨」などから成ります。肩甲骨のくぼみには、上腕骨の先端の丸い「骨頭」がはまり、肩関節を形成しています。肩甲骨のくぼみは浅いため、ほかの関節と比べ、可動域が広いのです。

しかし、くぼみが浅い分、脱臼しやすい状態にあります。脱臼を防ぐために、肩関節の周囲には、多くの筋肉と腱板があります。肩を動かしすぎると筋肉や腱板がこすれ合い、炎症が起きやすくなります。

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手を上げると肩が痛む
 中高年の人が手を上げると肩が痛むというなら、肩関節周囲炎(五十肩)がまず考えられます。五十肩では、最初に痛みが起こり、痛みが和らぐのに伴って、肩関節の動きが悪くなっていきます。

肩に痛みと腫れで動かしにくく
 そのほかにも、数は少ないのですが、関節リウマチが肩関節に起これば、やはり肩が痛み、腫れが起こり動かしにくくなります。

激痛を伴い、腕を上げられない
 激痛を伴う場合は、腱板断裂を起こしている疑いがあります。五十肩では、ある程度、腕を動かすことはできますが、腱板が完全に断裂した場合には、自分で腕を上げることさえ困難になります。また、石灰性腱板炎で、滑膜に炎症がある場合には、突然肩が痛くなり、熱感も見られます。

転倒して肩を動かせない
 高齢者が転倒して肩を動かせなくなったら、骨粗鬆症による上腕骨外科頚骨折が疑われます。

急激な力が加わって
 バスなどで、つり革につかまっていて急ブレーキをかけられたあとに肩が痛むなら、肩腱板損傷が起きていることもあります。

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