いわゆる「肩こり」について

長時間同じ姿勢で作業した後などには、筋肉疲労から、首の後ろ側から後頭部にかけてのつっぱり感など、首や肩のこり、痛みが起こることがあります。いわゆる「肩こり」には、特別な病気が原因ではない「頚肩腕症候群」が多くを占めます。

もともと首が細い人,なで肩の人は,筋力が弱く肩が凝りやすいと言えるでしょう。

一日中パソコンに向かって仕事をする人も姿勢の悪化と神経の緊張で肩が凝りやすいでしょう。

睡眠不足、ストレス、冷えなども凝りの原因と考えられます。

枕の形や性状から肩こりや首の痛みが起こることもあります。

首に問題を抱えている人は「1つの仕事に集中できない」とよく訴えます。やろうとしても集中できないというとき、首に原因がある場合もあるのです。作業姿勢が首に悪いために、肩こりや頭痛、聴力低下などが起こることもあります。


しかし、肩こり以外にも症状がある場合には、ほかの病気が原因の場合も考えられます。

若い女性では「胸郭出口症候群」が疑われます。胸郭出口症候群では、血行障害を起こし、手の冷えやしびれなどが現れることもあります。

中高年では頚椎に原因があるものとして、加齢に伴って起こる「頚椎症」が最も多く、症状としては、「後頚部(首の後ろ)や首、肩のこり、痛み、不快感」などが主体です。「首が動かしにくい、動かすと痛い、姿勢が悪い」なども生じます。症状に起伏があり、睡眠不足、ストレスなどで悪化します。また、上を向くような姿勢(頚椎の後屈)を続けると痛むことが多くなります。

中高年で他には、「頚稚椎間板ヘルニア」、「頚椎後縦靭帯骨化症」などの病気のことがあります。

関節リウマチのある人では「リウマチ性脊椎炎」、糖尿病のある人では「化膿性脊椎炎」、血液透析を行っている人では「破壊性脊椎症」、がんの既往のある人では「転移性脊椎腫瘍」なども考える必要があります。

肩のこりに加えて、肩の痛みや頭痛などを伴うこともあります。そうした場合には、高血圧や緊張型頭痛が疑われます。

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